離婚後に嬉しいお便り頂きました
離婚の際の取り決め(養育費や慰謝料、財産分与等)を公正証書にする事で、給料の差し押さえ等の強制執行が可能となります
ですので、協議がまとまりましたら公正証書の作成をお勧めしています
公正証書の作成にはご主人の同意が必要なわけで・・・直筆のサインと印がなければ作成は出来ません
養育費や慰謝料の支払いには応じてくれても、公正証書の作成には同意してくれない・・・
最初は同意していても、いざ作るときになって考えを変えてしまう・・・等
公正証書を作るのは簡単ではないのかもしれません
そんな中、ご依頼を頂いた方から嬉しいお便りを頂きました
この方は、公正証書の原案の作成と公証人との打ち合わせを当事務所にご依頼頂き、完成した公正証書の受け取りはご夫婦揃って行きたい・・・というのがご希望でした
二人揃って公証役場へ証書を取りに行くまで、妻としては、夫がきちんと役場まで出向いてくれるか心配なところです
直前になって考えを変えてしまう可能性もあります(ご依頼者様はそのことを非常に心配していらっしゃいました)
ですが、ご主人は約束通り公証役場へ行ってくれて、無事証書を受け取る事ができました
無事に全てを終え、ご依頼者様はご主人に対し感謝の気持ちが湧いてきたといいます
離婚に至るまでには、当然色々な事があってのことですので、なかなか感謝の気持ちというのは湧いてこないと思います
公正証書作成に協力するのも当然といえば当然
ですが、「夫に感謝することができました」というお便りを頂き、私もとても嬉しい気持ちになりました
最後に感謝の気持ちで終われる事は、次の新たな生活をスタートするのにもとてもプラスになると思います
お子さんがいれば、夫ではなくなっても子の父親であることに変わりはありません
完全に縁が切れることもないわけですし、できれば離婚後、良い関係を築けていけたら、子どもにとっても嬉しいことだと思います
とはいえ、相手があることですので、全ての人が円満に解決出来るわけではありません・・・
ですが、自分の気持ちの持ちようで少しでも気持ちよく終われるのであれば、その方がご自身の為にもお子さんの為にもなると思います
離婚後の新たな生活を明るい気持ちでスタートして頂けるよう、私としてもサポートしていけたらと思っています
もう一件、嬉しい一言を頂きましたのでご紹介させて頂きます
先日、年配の女性の方から相談を受け、別れ際に
「楽しかった、ありがとう」
という意外なお言葉を頂きました
相談の内容は離婚に関してですので、もちろん楽しい内容ではなかったと思います
(多少の余談はありましたが・・・「楽しい」と言えるものではなかった気がします)
私はこの言葉を、リラックスして色々お話をして頂けたものだと解釈し、とても嬉しく思いました
相談に来られる方はとても緊張していて、まず何から話していいか分からない・・・という方が殆どです
相談の予約をするのに電話を掛けることでさえ、勇気のいることではないでしょうか
(電話をしようか1ヶ月くらい悩んだ、という方もいらっしゃいました)
聞きたいことはたくさんあるけど何から話したらいいか分からない・・・という方は、こちらから順を追ってご質問致します
知らない人と会うときは誰でも緊張しますし、ご相談の内容も深刻なものですので緊張するのは当然のことだと思います
「せっかく相談しに行ったのに聞きたいことが聞けなかった・・・」
という事にならないよう、私自身リラックスして頂ける雰囲気作りを心掛けています