夫のコミュニケーション能力に問題?アスペルガー症候群

離婚全般

夫がアスペルガー症候群で、離婚を考えている方から相談がありました

 

以下、このブログを読まれて、「思い当たる事がある」という方も少なくないかもしれません

それほどアスペルガー症候群はめずらしい症状ではないようです(日本では一学級に1~2人程度といわれています)

 

アスペルガー症候群とは・・・

アスペルガー症候群は発達障害のひとつで、

・他の人にどのように振る舞うべきか

・思っていることをどう伝えるか

・相手の言いたいことをどう理解するか

・ 何にこだわるか

等々に於いて、問題があります

 

勉強などは人並み以上のことがありますので、一見、障害があるようには見えないことが多いようです

 

さらに詳しく説明致しますと・・・

・他人の感情や周囲の状況を理解するのが苦手
・複雑な人間関係の理解が難しい(そのために対人緊張が極めて高い)
・感情のコントロールが苦手(爆発型と、抑制型の2つに分かれる)
・言葉は流ちょうでむしろ雄弁だが、reciprocal(相互的)なコミュニケーションが成立しにくい(つまり会話が一方的になりやすい)

・想像力に乏しく、抽象的な概念の理解が苦手
・細部への極端なこだわりから、全体像を把握するのが苦手
・あいまいさの理解が極めて困難(物事には例外があることが受け入れにくい)

・自分と他人の境界があいまい(自分が何者でありどんな感情や思考を持つかが捉えにくい)
・内省(振り返って反省する能力)に乏しく、同じ失敗を繰り返しやすい。自分の非を認めるのも難しい。

・変化を極端に嫌う(日常生活のルーチン化など)
・知覚過敏がある場合と、逆に身体感覚を感じにくい人の両方がいる
・かなり早期から、慢性的な睡眠障害(眠りが浅い)を持っていることが多い

 

知的には優れているので、学者や有名人(アインシュタインやエジソン等もアスペルガー症候群だったと言われています)に多いそうです

(男女の比率だと9:1で圧倒的に男性に多い)

 

自分に非があってもそれを認める能力が乏しいことから、配偶者はいらいらさせられますが、本人は決して悪気があるわけではない・・・

 

夫がアスペルガー症候群である場合、離婚協議も難しく、一度言った事が二転三転する為、第三者が介入しないとなかなか解決に至らないようです

 

無理に当人同士で解決しようとした為に、妻の方が鬱になってしまう・・・というケースもあるようですので、夫にアスペルガー症候群の疑いがある場合、早々に弁護士にお願いした方が良いかもしれません

 

当事務所では離婚関係に強い弁護士の紹介も致しておりますので、まずはお問い合わせください

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