不倫の判例で見る請求額と決定額のギャップ

慰謝料

不倫の事実による精神的なダメージは非常に大きい…

それにもかかわらず、その代償としての慰謝料は「低い」という印象があります

この慰謝料額というのは、今も昔も(昔といっても数十年程度ですが)傾向は変わっていません

不倫によって、平穏だった生活が壊れ、体重も激減、心療内科にも通い薬を服用…それなのに

 

30年連れ添った夫婦でも不倫の慰謝料の相場は200万円

もし、不倫が原因で離婚する場合には、慰謝料に加え財産分与なども請求できますので、経済状況によっては、相当な額を受け取れる場合もあるでしょう。

ですが「慰謝料」だけで見た場合、30年以上連れ添った夫婦であっても、不倫の慰謝料の平均は200万円です。

これは、判例で見た場合の慰謝料の平均額です。

因みに慰謝料額300万円というと、判例では相当高額な慰謝料となります。

 

ここで一つ有名な判例をご紹介します。

妻は夫の不倫相手に2000万円を請求⇒判決は200万円

(詳細)

婚姻期間40年、不倫期間30年
夫の実家に再婚相手と偽って入り込んだ女性に対して、妻は2000万円を請求。このことが原因で夫婦の子どもはノイローゼとなったが、裁判の判決は慰謝料の平均額である200万円。

慰謝料の額を増額する材料は揃っているにも関わらず、決定額は200万円。

夫婦の子どもがノイローゼになったことを考慮しても裁判では、200万円が限界ということです。

この判例からわかるように、いかに不倫の慰謝料が低いか、そして、請求額と決定額との間に大きなギャップがあることが、お分かりいただけると思います。

そして、この200万円というのは、離婚する(した)場合の慰謝料額です。

もし、離婚しない場合の相場は、50万円~100万円です。

 

この程度のお金で自分を納得させることができるのでしょうか。

お金を目的としてしまうと満足を得ることが難しくなりますので、気持ちに区切りをつけるためのもの、前進するための行動として、慰謝料請求をお考え頂きたいと思っております。

一歩踏み出すためのお手伝いができれば幸いです

 

不倫慰謝料請求詳しくはこちら・・・

 

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