なぜ婚前契約(プリナップ)が必要なのか

「婚前契約」と聞いて、思い浮かべるイメージは人それぞれかもしれません。

良いイメージを持たれている人よりも、なんとなく悪いイメージを持たれている人の方が多いように思います。

 

「婚前契約」= コミュニケーション


婚前契約とは、コミュニケーションです。

そして、コミュニケーションというのは、単なる「会話」ではなく、相手が何を言いたいのか、聞いてる方は、きちんと受け取れているかを確認しながら、そして、相手の目の奥を見て話すような、そんな深い会話がコミュニケーションです。

このようなコミュニケーションが取れているカップルは、正直それほど多くはないでしょう。

「夫婦」になってしまうと特に難しくなります。

ですが、このコミュニケーションのきっかけとなるのが「婚前契約」です。

婚前契約は、結婚前に作成する必要がありますが、その後内容を定期的に見直すことができますので、その際にも、改めてコミュニケーションをとるきっかけとなります。

このように、夫婦の単なる会話ではない「コミュニケーション」を定期的に取ることで、

 

1.少しずつずれてきてしまった二人の感覚
2.積み重なってきた些細なことへのストレス
3.突如として現れる「限界」
4.顔も見たくないほどの怒り、一緒にいることのストレス

 

という、いわゆる「性格の不一致」による離婚を回避することができると思っています。

上記は、ほんの一例ですが、最初から相手にストレスを感じることはまずないと思います。最初からストレスを感じる相手とはまず、結婚しないでしょう。

離婚するどのカップルも、始まりは「少しのズレ」からだと思います。

そこから、徐々に積み重なり、それがストレスとなり、「限界」に達します。

一度「限界」に達してしまうと、人は心を閉ざしてしまうので、そこから状況を回復するのは相当困難です。

この点は、風邪と同じで、酷くこじらせる前に対処する必要があるのです。

 

性格の不一致による離婚は、その殆どが「コミュニケーション不足」


婚前契約で有名なのが、歌手のSILVAさんですが、SILVAさんの婚前契約を見ると、まさにきちんとお二人がコミュニケーションを取られているというのが分かります。

内容が非常に多岐に渡っていますが、これは一方的な内容では勿論なく、お二人が納得して、価値観をすり合わせた結果が反映されています。

少し細かい印象はありますが、お二人の価値観が合っているという証拠だと思いますので、他人が口出しすることではありません。

 

婚前契約についてもっと詳しく知りたいという方は、

婚前契約専門「プリナップ協会」のHPへ

 

「婚前契約」を希望する人は女性が多い
クリックすると新しいウィンドウで開きます


プロポーズをされたのに入籍前に彼が他の女性と浮気…

でもその彼と「結婚したい」という方、意外と多いです。

本来ならば婚約不履行となってもおかしくないのですが、気持ちの整理はそんなに簡単ではありません。

浮気をされてもまだ彼が好きであれば、結婚を望むのも当然です。

ただ一つ問題なのが、一度浮気されたことで彼を信用出来なくなり夫婦の信頼関係が築けなくなる可能性があるということ。

ですので、それでも彼と結婚する道を選ぶのであれば、それなりの覚悟が必要となります。

 

「婚前契約」を希望される方は、上記に述べた彼に浮気されたけどその彼と結婚したいという方のご依頼も多くあります。

婚前契約の内容は、婚姻期間中に不倫した場合の慰謝料や財産分与、子供がいた場合には養育費などを予め決めておきます。

結婚する前から離婚の取り決めをするようで確かに明るい話ではないのですが、それでも彼が同意してくれれば、彼の覚悟もみて取れます。

そして何より女性にとっては「お守り」となり、お守りがあることで心が安定し、夫婦の絆が深まるかもしれません。

実際に作成されたカップルを見ると、作成前の相談時には少しすっきりしないモヤモヤ感がお顔に出ているのですが、作成後は晴々した顔つきになっています。(お二人ともにです)

その顔つきからも分かるように、決して離婚の備えというわけではなく、これから始まる2人の将来のために、夫婦の絆を深めるための婚前契約です。

 

そして、定期的に見直しをすることで、二人のズレを修正し、健全な夫婦関係を築いて頂きたいと思います。

 

※当事務所の婚前契約は公的な書類である「公正証書」の形で作成しております。

 

婚前契約専門「プリナップ協会」はこちら

離婚お役立ち情報

ページ上部へ戻る